間に合った!
- jsc ozai

- 2021年2月16日
- 読了時間: 2分
ついに、今週末は卒団式。
それと同時に新チームがスタートします。
これまでも練習開始前に、6年生を中心にその日の目標を決めて、選手全員で目標達成に向け練習に取り組んでいます。
目標には、「5分ノックを一発で終わらせる!」や「1球に集中する」、「メリハリをつける」など、前回の練習でできなかったことや、今のチームに不足していることなどを考えて設定しています。

先月末のこと。
いつものように、練習開始前に6年生が今日の目標をホワイトボードに記入していました。
そこで、質問してみました。
「今の状態で新チームはいいスタートができそう?」
三人は、口を揃えて、
「厳しいと思う」、と。
私は、
「なぜ?」と、もう一度質問。
すると、
「だって、声が出ないもん!」
私は、
「それで、あなたたちはどうするの?」
また、三人声を揃えて、
「声を出させます!」
私は、
「5年生は、新チームのリーダーとして、ほんとに声が出せるの?」
「・・・・」
そこで、6年生にひとつお願いをしました。
「私にも、目標をひとつ書かせて」
『5年生は、6年生より先に声を出す!』
『6年生は、下級生より先に声を出す!』
「卒団までに達成して。これが6年生の責任!」

それ以降、練習開始時と終了時に、全員に成果を確認しましたが、残念ながら変化はありません。
ますます6年生の元気が目立つばかりです。
しかも、6年生の焦りも際立ってきて、だんだんと声に怒気が増してきました。
6年生は、根気強く5年生に叱咤激励していました。
それはそれは、優しい自分を押し殺して、強い語気で。
それでも、6年生との合同練習最終日の前日まで、5年生の変化は目に見えませんでした。
そんな状況で迎えた2月14日、6年生との合同練習最終日。
私も選手同様に、「元気で楽しく終わろう」と考えていました。
すると6年生が、ニコニコしながら近づいてきて、
「聞いて聞いて、練習前にミコトが、”下級生がチームの中心にならないように、私が頑張る!”って、言ってきたよ」と、嬉しそう。
そして、「ココナから、”ネネには負けんから”っていわれた」と、こちらもとても嬉しそう。
なんとか間に合ったね。
当然、最後の練習は、気持ちがこもったとてもいい練習ができました。
5年生に、この言葉を口に出させた6年生。
そして、勇気を絞り出して発言した5年生。
この1ヶ月、よく頑張りました。
最後の合同練習に向かう意気込みを綴った「みこノート」。
苦しんだけど、一歩前進!

さあ、いよいよ今週末は卒団式。
きっと素晴らしい式となるに違いないよ。
ところで、「ココナが、”負けんけん!”って言ってきたとき、なんて答えてあげたの?」
「私も絶対負けんけん!!!」って答えたよ、と6年生・・・
そこは、
「その言葉を待ってたよ」でしょ😞



コメント