次のステップ
- jsc ozai
- 2021年8月22日
- 読了時間: 3分
今日の練習の中で、いちばん試合に直結しない練習は何だったと思う❔
私は、最後にやったシートノックだと思います。
シートノックは、ノッカーが打った打球を、決められた場所に送球する練習です。
簡単な打球でも、難しい打球でも、ノッカーが好きなように打球をコントロールできます。
だから、みんなを一生懸命にさせるために、速い打球や飛び込まないと捕れないような打球も打つことができます。
そんな練習だから、大在ジュニアの練習の中で、いちばん元気で活気がある練習になりますね。
それでは、今日の練習の中で、いちばん試合に近い練習は何だったと思う❔
それは、走者をつけてやったケースノックですね。
今日は、このケースノックの途中で、このまま練習を続けてはいけないと思い、みんなに「練習を止めなさい」と指示しました。
なぜでしょうか❔
練習終了後、何人かの選手は私のひとりごとを聞いていたと思います。
全国大会を経験し、一定の成長を見せてくれたあなたたちは、次のステップにレベルアップする必要があります。
なぜなら、全国大会で悔しい経験をしたあなたたちが、来年1月に開催される延岡大会で優勝することを目標としているからです。
ところが、いつもあなたたちが口にする練習の目的である「試合に勝つため」の練習をしなければ、次のステップには進めません。
私がひとりごとをつぶやいていると、5年生がのひとりが、
「だったら、練習中に6年生や先輩に指示や文句を言っていいの?」
と質問してきました。
私は、
「ノックのときはどうしているの?」
「先輩にも、しっかり捕ってよとか、しっかり投げて!、もっと急いでよ!、飛び込めば捕れるやん!、って言ってるじゃん」
「それは、ノックで叱られないようにするため?、それとも試合に勝つため?」
これから大在ジュニアに必要なことは、
①いまやっている「やらされているノック」では、やる気・元気・悔しい気持ちを出すことができる、と自覚すること。
②この「やらされているノック」で表現している、やる気・元気・悔しい気持ちは試合に必要なことと、理解すること。
➂そして最も重要なことが、①を②に結び付けて練習すること。
これが、「試合に勝つための練習」です。
一日の練習は、ミーティングから始まり、アップ、キャッチボール、トスバッティング・・・シートバッティング、シートノック、ダウンと続きます。
よく考えてみれば、シートノック以外は、自分自身が楽をしようと思えばいくらでも楽をすることができますが、シートノックだけはノッカーが打球や雰囲気をコントロールできるので、ノッカー次第で成果が変わるメニューだということが分かります。
言い換えると、シートノック以外の練習は、自分の意識次第で、やらされる練習になったり、試合に勝つための練習になったりできる「自分がコントロールできる」練習メニューです。
これが、今日、「練習を止めなさい」と指示した理由です。
この答えを理解しないまま練習しても、「やらされる練習」からは脱却できません。
そして、ここから脱却するために勇気をもって率先するのがリーダーです。
このリーダーは、必ずしも6年生でなければならないことはありませんよ。
ただ、チームを前に進めるために勇気を出して行動したのが、あなたたちが大好きで目標としているマアヤちゃんやナユカちゃんやネネちゃんやセネちゃんや・・・です。
そうして、素晴らしいチームを延岡大会までに作り上げました。
さあ、次のステップです。



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